カテゴリ:アフリカ( 3 )
エジプト旅行記 最終章 ネフェルティティに呼び寄せられて
日中の気温が50度にのぼる灼熱の砂漠、シーズンオフともいえるこの時期に私がエジプトを訪れることになったのは、何か抗えない力に導かれたように感じているのです。
私が自身でクリエイトしているジュエリー・ブランド「deTiTi」。
そのブランド名の由来は、私の名前からフランス人の友人がつけた愛称であるとともに、紀元前14世紀半ばのエジプト新王国時代の王妃「ネフェルティティ」でもあるのです。
彼女の名前は、「NeFeR-T-(美しい者)がiTi(訪れた)」という意味で、未完の美しい胸像でも有名な古代エジプトの美女の一人です。
ツタンカーメンの義母で、芸術・文化にも造詣が深いことでも知られているそうです。

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王妃の谷で訪れた彼女の墓の隣には、6ヶ月の早産で産み落とした赤ちゃんの遺骨が埋葬されずに横たえられていたのが印象的でした。
長い年月を超えて彼女にここに呼び寄せられたような、来るべくして来たような不思議な感慨に襲われました。

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また、考古学博物館でも「ネフェルティティ王妃の頭部」の石造を見ることができます。

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さらに岩山の中を縫って王家の谷を進むと、ラムセス1世、4世、9世の墓で壁画を見学し、そして誰もが知っている「ツタンカーメン」の墓にたどり着きます。

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ツタンカーメンについては、やはり考古学博物館で存在感を放つ黄金のマスクや黄金の逗子、ヒョウ柄の寝台などが所狭しと展示されています。
その中でも、私が特にその美しさに感嘆したのがツタンカーメンが座っていた玉座でした。

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この考古学博物館では多くの宝飾品が見られますが、指輪やネックレス、チェーンなど今に見られるアイテムや技法がすでにこの時代に存在していたことには驚かされました。

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by deTiTi-travel | 2009-09-03 11:19 | アフリカ
エジプト旅行記 第4章 古代エジプトの遺跡の象徴アブ・シンベル神殿
いわゆる遺跡の象徴、と言えば「アブ・シンベル神殿」。
悠久の時を経て岩山の頂きに現れる岩窟神殿のこの遺跡は、
見るものを圧倒する素晴らしさです。

1960年代にアスワン・ハイダムの建設により、この神殿を含むこの辺り一帯が
ダムの底に沈むことになります。
そこでユネスコが国際的な救済活動を開始、アブ・シンベル神殿は正確に分割されて、
60m上方の丘へ移築されたのです。
世界遺産という制度はこの遺跡の移築をきっかけに生まれ、もちろんアブ・シンベル神殿は世界遺産を象徴する遺跡として世界文化遺産に登録されています。

紀元前1250年頃に古代エジプト第19王朝のファラオ・ラムセスII世が建造した神殿は大神殿と小神殿からなり、大神殿は太陽神ラーを、小神殿はハトホル女神を祀っています。

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入り口を飾るのが、青年期から壮年期までの4体の巨大なラムセスII世像。
さらにこの神殿では、年に2回神殿の奥まで朝日が届き、神殿の奥にある神々の像を
明るく照らすといわれています。
その2回というのが、ラムセス2世の生まれた日と、
王に即位した日というのですから驚きです。。
今から3000年以上前に、ナイルの果てにこんなすごいものを造ったなんて、神殿の壮大さにもファラオの権威にも圧倒されてしまいます。

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小神殿は正面に10m近い王と王妃の像が6体あって、それぞれの像の両脇に
王子や王妃のレリーフが刻まれています。

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神殿の入り口にて。これはオリシスのポーズです。

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ライトアップされた神殿も想像以上の幻想的な美しさです。

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真っ青な空、澄んで乾ききった空気の中に、ナッセル湖を見下ろすように巨大な建造物が浮かび上がる姿を堪能するのには、誰もいないオフシーズンで正解。
ナイルの流れも美しく、「遥か遠くの地まで来た」という感慨が去来しました。

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by deTiTi-travel | 2009-08-29 16:38 | アフリカ
エジプト旅行記 第3章 ナイル川中流域の遺跡めぐり
古代エジプトではたくさんの神々が登場します。
ワニの頭をした水の神セベクには恐怖と畏敬の念を、はやぶさの姿をしたホルス神には強さや機敏さの憧れを、牛の耳を持つ女神ハトホルには母性や豊かさを、猫の頭を持つ女神バステトには親しみを・・・
人々の生活に根ざした想いや感情が、そんな神々に姿に借りてそこかしこに祀られているのが、なんとも微笑ましいと感じました。
なんと、考古学博物館には猫やヘビ、サル、ワニなどなどのミイラが残されていて、彼らの篤い信仰心には驚かされました。

そんな神々と出逢える遺跡めぐりの旅、ナイル川クルーズの旅程に従って、アスワン地域からご案内します。


*イシス神殿(アスワン)

イシス神を祭った神殿。イシス神とは、オリシスの妻でありホルスの母。
古代エジプトでは「聖なる島」と呼ばれていたフィラエ島にあったのですが、アスワンダムによる水没で現在のアギルギア島に移築されました。
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*コム・オンボ神殿(コム・オンボ)

コム・オンボ神殿は、ホルス神と、ワニの神であるソベク神のために建てられたものだといわれています。
ひとつの神殿でふたつの神々を祭ったためすべてが2重構造になった異彩の神殿です。
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*ホルス神殿(エドフ)

紀元前3世紀頃プトレマイオス朝時代に建てられた神殿。
エドフのハヤブサの頭部を持つ「王権の守護神ホルス」を祭る巨大な神殿で、迫力の第一塔門は高さ36m幅137メートルもあります。
王権の守護神ホルスはそこかしこに。
古代エジプトの遺跡の中でも保存状態がよく、回廊壁面にはファラオの日常生活を描いているかのような美しいレリーフが延々と続いています。

そんなレリーフの中には、ファラオがペットにしているライオンに餌として手足を差し出した奴隷の記録が描かれています。
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*ハトシェプスト女王葬祭殿(ルクソール)

長い修復の年月を経てオープンした至聖所が残るハトシェプスト葬祭殿は、「古代エジプトで最も美しい建築物と呼ばれています。
その外観はすばらしく、美しいカラーが残る数々のレリーフは見逃せません。
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*メムノンの巨像

さとうきび畑の間に突然そびえたつ2体の巨像は、エチオピア王でトロイ戦争の英雄の名前をとって「メムノンの巨像」と呼ばれています。
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*アラバスター職人

アラバスターとは、エジプトでファラオ時代から使われている、大理石の一種の美しい石です。今でも古代の神々をかたどった像や壺などを製造しているのです。
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*スークでお買い物(ルクソール)

ベリーダンスの衣装を扱っているお店で、金銀の装飾を施されたベルトを買いました。
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*カルナック神殿(ルクソール)

カルナック神殿とは、アメン大神殿、ムト神殿、コンス神殿などからなる巨大な神殿群で、古代エジプト宗教の総本山と言えるところです。
その中でも「アメン大神殿」は、エジプトで最大規模の遺跡です。
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顔が羊(静)・体がライオン(動)というなんともユニークなスフィンクスが並ぶ参道を経てアメン大神殿を進むと、立ち並ぶ巨大な大列柱に圧倒されます。
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ここカルナック神殿では夜になると遺跡がライトアップされ、ファラオの威厳を示すような迫力に感動しました。






*ルクソール神殿(ルクソール)

アメン大神殿の付属神殿として建設されたルクソール神殿は、かつてカルナック神殿と参道で結ばれていました。
正面の第1塔門には、オベリスクが1本だけ。
右側に並んでいたオベリスクは、ナポレオンがフランスに持ち帰り、現在パリのコンコルド広場に建っています。
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by deTiTi-travel | 2009-08-25 14:53 | アフリカ



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by detiti-travel
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TiTi(ティティ)
八巻多鶴子。東京生まれ。
85年よりトキオクマガイ
などのアタッシュドプレスを経てファッションデザイナー
永澤陽一のパートナー
としてパリコレクションを
発表するかたわら、代表
取締役として数々の
ブランドプロデュースにも
携わる。
2006年12月にジュエリーブランド「deTiTi」を発表。同年、宝石界の権威
GIAが認定「JAIPUR JEWELRY SHOW」に
日本人初の招待デザイナーとして出展。最も優秀な
ブースとして表彰される。
2008年青山に「deTiTi」の
初の路面店をオープン。
洋と和、伝統とモダンを
融合した手仕事による
逸品のほか、造詣の深い
和装小物も手掛ける。

■deTiTi ウェブサイト
www.titi-kt.com
■TiTi の日常を綴った
華麗なるジュエリーデイズ
■deTiTi 雑誌掲載
Press News deTiTi

■deTiTi 過去ブログ記事
http://detiti.blog21.fc2.com/


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