靴の神様ロジェヴィヴィエに出会う
ヴァランスから程近いロマンは靴の生産地として名高い町で、市街の中心には立派な
靴博物館- Le Musee International De La Chaussure(ル・ミュゼ アンテルナショナル ドゥ ラ ショシュール)もあります。

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当然私達は興味をそそられ、街を見て回ることのしたのです。
私たちが訪れた時は何かのお祭りのようで、田舎町が何故か多くの人でごったがえしていました。

その時遠くから、同行していた主人の名を呼ぶ声が聞こえます。「ヨウイチ・・・。」
こんな外国の町で日本人の名を呼ぶなんて空耳? と耳を疑って振り返ると、白髪の老人が・・・・
なんと「靴の神様」ロジェ・ヴィヴィエがこちらに向かって手を振っているではありませんか!
その混雑は、博物館での彼の展覧会オープニングパーティだったのです。

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ロジェ・ヴィヴィエクリスチャン・ディオールのメゾンから独立して自身のメゾン(アトリエ)を設立し
1950年代から70年代を席巻しました。

エリザベス女王、女優のカトリーヌドヌーブなど往年のセレブリティに愛され、サルバトーレフェラガモ
並ぶ押しも推されぬ靴のデザイナーです。

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私のパートナー永澤ヨウイチとの出会いは、彼の恩師である同じく靴のデザイナーで名を馳せた熊谷登喜男がロジェ・ヴィヴィエを心から尊敬しており、80年代半ば当時、既に引退したかのようなロジェ・ヴィヴィエを復活させようと試み、熊谷氏が彼のメゾンに足しげく通ったことからたことがきっかけとなります。
そして当時パリで熊谷氏の唯一のアシスタントとして従事していた永澤も、ロジェ・ヴィヴィエの知るところとなるのです。

靴の町で靴の神様に出会うなんて、なんという嬉しい偶然!
久しぶりの再会に時を忘れて語り合い、この巡り会いに感謝しながら帰路に就いたのでした。

その数年後、ロジェ・ヴィヴィエは98年に逝去。
今も彼の名は受け継がれ世界中で愛用されているのです。
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by deTiTi-travel | 2009-07-20 18:43 | ヨーロッパ
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TiTi(ティティ)
八巻多鶴子。東京生まれ。
85年よりトキオクマガイ
などのアタッシュドプレスを経てファッションデザイナー
永澤陽一のパートナー
としてパリコレクションを
発表するかたわら、代表
取締役として数々の
ブランドプロデュースにも
携わる。
2006年12月にジュエリーブランド「deTiTi」を発表。同年、宝石界の権威
GIAが認定「JAIPUR JEWELRY SHOW」に
日本人初の招待デザイナーとして出展。最も優秀な
ブースとして表彰される。
2008年青山に「deTiTi」の
初の路面店をオープン。
洋と和、伝統とモダンを
融合した手仕事による
逸品のほか、造詣の深い
和装小物も手掛ける。

■deTiTi ウェブサイト
www.titi-kt.com
■TiTi の日常を綴った
華麗なるジュエリーデイズ
■deTiTi 雑誌掲載
Press News deTiTi

■deTiTi 過去ブログ記事
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